遂にパチスロで借金してしまったあなたへおススメの1冊

ギャンブルに借金はつきものです。

勝ち組の人はピンとこないかもしれませんが、パチンコ・パチスロなどのギャンブルが原因で借金に手を出す人は少なくありません。一度、借金に手を染めた人の末路は、想像を絶するほど悲しいものです。ということで、今回は、「ギャンブル」と「借金」をテーマにしたいと思います。

とある東北大学生の借金物語

私が大学生のころ、とある有名なブログがありました。

広島出身の東北大学の学生が、パチスロにのめりこみ、借金を雪だるま式に拡大していく、メシウマ物語です。親からの仕送り、月々のバイト代、決してお金がなかった訳でもないにもかかわらず、パチスロにお金を投資し続けます。社会人になっても、一向に借金が減らないどころか、取り返しのつかないレベルに増え続け、とうとう最悪な結末を迎えることになります。

当時のオリジナルのブログは、既に削除されてしまっているようでしたが、知らないうちに書籍化されていました。タイトルは、「借金は身を滅ぼす」です。

ギャンブル中毒者の末路

「借金は身を滅ぼす」には、借金してまで打つギャンブル中毒者のダメ人間模様が、随所にちりばめられています。一例をあげると次の通りです。

  • 決して手を出してはいけないお金(授業料や光熱費など)でパチスロを打つ
  • 借金して借金を返す(所謂、自転車操業)
  • 借入可能額を銀行の預金額のように思っている
  • 家族や友人には秘密を厳守する
  • 借金の原因はパチスロなのに、決してパチスロをやめない
  • 洋服や電化製品など、モノを全く買わなくなる

借金のある方にとっては、耳の痛い内容も含まれていたのではないでしょうか。

この本の著者は、国立大学に通う優等生でありながら、パチスロを打ち続け、そして負け続け、借金を積み重ねていきます。4号機真っ只中の時代の話ですので、一日当たりの負け額も半端なく、10万円負けも珍しくなく、借金は加速度的に増えていきます。一日に何度も消費者金融でお金を借りる行動は異様でしかありません。

しかし、明日は我が身ではありませんが、遠い彼方の話ではなく、誰もが陥る可能性のある身近な話なのかもしれません。

借金してパチスロを打った、誰にも言えない私の体験談

かくいう私も、大学生のころ、借金をしてパチスロを打っていた時期があります。

パチスロの負けが続き、バイトをしていなかったこともあり、とうとう借金に手を出してしまいました。消費者金融のカードではなく、マルイのカードです。ショッピング用に何げなく作ったマルイカードに、キャッシング機能が付随していたことに気づいてしまったのです。

初めての借金は、自由が丘のマルイのATMでした。恐る恐る3万円ほどを借りて、その数時間後には、コンサートホール自由が丘であっさり擦っていました。「借金は身を滅ぼす」の著者と同様で、私も名門大学に通う優等生であったので、借金があるという事実を周りの人にいうことは絶対にできませんでした。ダメ人間ぶりを競い合うような親しい友人であったとしてもです。

※自由が丘マルイもコンサートホール自由が丘も今はありません。

結局、増えたり減ったりを繰り返しながら、借金は、最大で20万円までに膨らみました。

20万円の借金を返済した奇跡の方法

20万円の借金があるにもかかわらず、バイトを始めるわけでもなく、段々と置かれた状況に慣れてしまっている自分がいました。なので、毎日のようなパチスロを打っていました。

そうこうしているうちに、たまたま勝ちが続いて、全額を返済することができました。

パチスロでできた借金を、パチスロで返済したのです。

全く持って褒められる行動ではありませんね。ただの奇跡です。たまたまです。でも、奇跡が起きてくれてよかったです。一歩間違えれば、この本の著者のような人生になっていたと思います。10年以上経った今でも幸運に感謝しています。

借金のある人はとりあえず働いて完済しよう

私の場合は借金をパチスロで完済することができましたが、この作戦が成功する確率はかなり低いと思います。借金するまで負けていた人が、ある日突然勝つようになるとは、到底考えられないためです。

バイトでもなんでも普通に働き、働いたお金で完済すべきです。

これこそが、「借金は身を滅ぼす」の著者が余儀なく選んだ返済方法でもあり、借金のない普通の暮らしを取り戻す、一番の近道ではないでしょうか。

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